根室には、音楽の分野でも文化が根付いていて、是非ここで
ご紹介したい楽曲が3曲あります。
まず1曲目は、1956年に発表され、国民的大ヒットとなったあの有名な曲「ここに幸あり」で
作曲の飯田三郎、作詞の高橋掬太郎ともに根室出身の方です。毎日午前8時と午後3時の時報代わりに
この曲が町中に響き亘り、市民のこころを和ませます。
2曲目は、根室はジャズの町として有名で、イ-スト・ポイント・ジャズ・オ-ケストラ(EPJO)が存在し、
いつも市のイベントを盛り上げてくれています。
そして、その演奏の最後には市民がこよなく愛するジャズナンバ-
「ニムオロ・ネイナ」(アイヌ語で根室の詩と言う意味)が演奏されます。この曲は、
トロンボ-ン奏者の向井滋春氏が、わが町のために作曲してくれた作品で、軽快なリズムが観客の手拍子を誘い、
気分は最高潮、会場を出たときの爽快感は病み付きになります。
最後の1曲。根室には、市民交響楽団があり、数組のコ-ラスサ-クルが長い間活動を続けています。
毎年開催される文化祭でも、”根室の第九”と呼ばれる「北国讃歌」と言う交響組曲(5楽章から成り立つ)
が演奏されます。自分の住む町に、交響組曲があるなんて!この楽曲も、作詞田塚源太郎・
飯田三郎、作曲飯田三郎による作品で、こちらも根室出身の音楽家が手がけたものです。
8月28日に開催された黒部市との交流40周年記念コンサ-トには、黒部市か
ら「第九を歌う合唱団」が参加し、釧路交響楽団の方々も加わり、
総勢200名による北国讃歌は、感動の連続で素晴らしいものとなりました。
私は、こんなに素敵な楽曲を有する根室を誇りに思っています。